小町園は、長野県南部に位置し自然豊かな環境もと営業しております。「元気な苗木、こだわりの苗木」を各種取り揃えてお待ちしております。
 りんご なし もも ネクタリン ぶどう プルーン すもも うめ かき あんず等
  (社)日本果樹種苗協会会員 日本果樹種苗業者協議会会員 長野県果樹種苗協会会員
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●知っておくと得する苗木の豆知識

■苗木の仮植について
(1)仮植
仮植を行うには保水力に富む日当たりの良い場所を選ぶ。(越冬も同じ)
束をほどき一本一本ばらばらにして仮植穴に並べ、細根の部分にまでムラなく土を入れ乾燥の被害を受けないようにする。なお束をほどく時には、風雨に落とされないラベルを付けて、品種を明確にしておくことが大切である。
(2)越冬
根部を土の厳寒時凍結部以下になるようにして伏せ、苗木下部50cm位を土中に入れ、細根部分には仮植時以上にていねいに土を入れる。梅、柿等寒さに弱い苗木は70cm以上を土中に入れる。越冬中は野鼠、野兎の被害防止に留意する。

■ウィルスフリー苗の重要性
ウィルスフリーの苗木とは、酵素結合抗体法(ELISA)や検定植物を使い、無毒であることが確認された母樹、あるいは、熱処理及び組織培養によりフリー化した母樹から生産された苗木のことです。
果樹は永年作物というその性質上、他の植物以上にウィルスに汚染されていた場合の被害が大きくなってしまう。被害の程度は感染したウィルスによるが、りんごの高接病など樹全体が衰弱し枯死するケースもある。
現在ウィルスに感染した樹を救う有効的な手立てがないため、苗木を植える際にウィルスフリーを用いることが最も実用的な対処法となっている。また、ウィルス病の伝播の多くのばあいは接木伝染であるため、不用意な高接ぎは控える。
※当社で取り扱っているりんご苗木はすべて、マルバカイドウを枯死させるACLSV(リンゴクロロティックリーフスポットウィルス)普通系フリーです。

■くるみの受粉樹の重用性
くるみは雄花と雌花の開花期のズレが大きい品種が多く、花粉の寿命も他の果樹より短い。雌花への訪花昆虫の飛来少なく、風媒により受精する。開花は開花期直前の気温に影響され、気温に対する感応度は雄花は高く雌花は低い。開花期直前の気温が上昇する程雄花の開花は早まるので、雄花先熟型品種はズレが大きくなり、雌花先熟型品種は開花の差が短縮する。
雌雄花の開花のズレが少なく、その重なりが長い程受精及び結実率が高まるので、20%以上の授粉樹の混植は絶対必要となる。